はじめに
冬は寒さ対策ばかりに目が向きがちですが、
実は室内環境こそ注意が必要な季節です。
ここでは、愛犬の体に負担をかけにくくするために
意識したいポイントを、ひとつずつ解説します。
① 暖房器具に近づけすぎない
ファンヒーターやストーブ、こたつなどのスポット的な暖房器具は特に注意が必要です。
・暖房の前から動かなくなる
・近づきすぎてやけど、低温やけどのリスク
・皮膚や粘膜の乾燥による炎症
あたたかさを感じられる場所は必要ですが、「逃げ場」や「少し離れた場所」も必ず用意してあげましょう。
② 加湿をして空気を整える(目安:40〜60%)
冬の室内はとても乾燥しやすく、犬にとっても呼吸器や皮膚への負担になります。
・咳やくしゃみ
・皮膚トラブル
・目や鼻の乾燥
加湿器が難しい場合は、濡れタオルを干すだけでも違います。
③ あたたかい水分補給をこまめに
冬は水を飲む量が減りがちですが、冷たい水は体を内側から冷やしてしまいます。
・常温よりも少しあたたかい水
・白湯や、茹で野菜の煮汁など
体の中から温めることで、冷え対策にもつながります。
④ 床冷えを防ぐ工夫をする
犬は人よりも床に近い場所で生活しています。
・フローリングの冷え
・冷たい空気がたまる低い位置
ブランケットやカーペットを敷くなどして直接冷えを感じにくい環境をつくりましょう。
※電気カーペットなど、常に熱を発するものは低温やけどの恐れがあるので、避けるのがおすすめです。
⑤ 服をずっと着せっぱなしにしない
服は便利な防寒アイテムですが、犬は自分で脱ぐことができません。
・暑くなっても調整できない
・体温調節の力を使えなくなる
服以外の方法(室温・床・寝床)で調整し、犬自身が移動して体温を調節できる環境を整えてあげましょう。
⑥ 冷えているかどうかは「肉球」で確認
冷えのサインとして、肉球を触ってみるのがおすすめです。
・冷たすぎないか
・いつもより冷えていないか
日常的に触っておくことで、小さな変化にも気づきやすくなります。
さいごに
冬の室内は、「守る」よりも「整える」。
愛犬が自分の力で快適に過ごせるよう、環境を少しだけ見直してみてください。
完璧を目指さなくて大丈夫。
できることを、できる範囲で。
その積み重ねが、愛犬の健やかな毎日につながっていきます。