はじめに
朝晩の冷え込みが増してきて、お湯をわかす音や、温かい飲み物にほっとする季節になりました。
わたしが毎年この時期になると出してくるのが、手づくりの「あずきカイロ」です。

小豆の自然な温かさ
あずきカイロは、電子レンジで温めて使うタイプの簡単なカイロ。
中に入っている小豆が水分を含んでいて、加熱するとその水分が蒸気になり、やさしい温かさを放ってくれます。
電気やお湯を使うカイロとは違い、じんわりと体の芯からあたたまるのが特徴。
肌に直接あてても刺激が少なく、どこか“人の手の温もり”のような感じがします。
そして、小豆を温めたときのふんわりした香り。
この香りに包まれると、気持ちまでやわらかくなっていくのを感じます。
香りの効果なのか、自然と呼吸が深くなるのも好きなところです。
手づくりの安心感
わたしのあずきカイロは、手ぬぐいで作ったもの。
作り方はとても簡単で、袋状に縫った手ぬぐいに乾燥小豆を入れ、口を閉じるだけ。
レンジで1〜2分ほど温めればすぐ使えます。
使う素材を自分で選べるので、肌に触れる部分は綿やリネンなど、自然素材の布にするのも◎。
手ぬぐいは柄も豊富で、お気に入りの柄にすると愛着度もUP。
使うたびにちょっと嬉しくなります。

わたしとチャナの「温活時間」
夜、寝る前に目にのせたり、PC作業の合間に首や肩を温めたり。
そして、あずきカイロは一年を通してチャナの温活にも使っています。
温めすぎず、手で温度を確かめながら、チャナの背中や腰のあたりに軽くあてます。

電気やコードを使わないので安心だし、香りも自然でやさしいから、わんこにもぴったり。
温めすぎないように注意しながら、短時間だけ取り入れています。
使うたびに感じる「整う時間」
あずきカイロのやわらかい重みと温かさ。
冷えた体をほぐしながら、心まで落ち着くような時間。
ちょっと疲れた日や、手足が冷える夜に、このぬくもりがそっと支えてくれます。
秋冬はどうしても“がんばりすぎ”てしまいがちだけど、こうして少し立ち止まるような時間を持つことで、また明日を心地よく迎えられる気がします。
手づくりのぬくもりと香りで整える、わたしとチャナの小さな冬じたくです。